西國寺の仁王さま第3話
意気揚々と尾道へ帰ってきた僧侶はさっそく仁王さんを門に入れ盛大な法会をすると毎日たくさんの人がお参りに来ました。
ところがしばらくすると...
仁王さまは尾道の綺麗な景色が気に入ったのか門を抜け出し西國寺山を散歩しだしたのです。
あの大きな足で踏みつけられた西國寺山はとうとう浄土寺山や千光寺山よりも背が低くなってしまいました。
さらに港へ街へと出歩くようになり町の人たちは恐れて一歩も外へ出ることができません。困り果てた市民は僧侶にお願いし仁王さまを止めてもらうことにしました。
市民「もしもしもっしー。あの自由すぎる仁王さまを止めてくださいヨ」
僧侶「仁王さまが躍動してるなんてなかなか見れないのに(めんどくさい)」
市民「僧侶の好きなチャイダーやはっさく大福も製造中止されますヨ」
僧侶「そりゃ超ヤバい、ヤバすぎる」
市民「なのでお願いしますヨ」
僧侶「よし、ラリホー」
??「そうりょは ラリホーの じゅもんを となえた! におうさまを ねむらせた。」
仁王さまは眠らされているうちに再び仁王門へ入れられ足を頑丈に固定され金網に格子まで取り付けられました。
しかし、仁王さまは本当は町の安全を願って、夜回りをして下さっていたのです...end
参考サイト:昔ばなし(http://www.kannon.org/01/mukasi11.html)
尾道のむかしばなし(http://dokohaku.jp/pc/minwa/onomichi/index.html)